ぶたいうらのうら

アメリカにて舞台音響を学び始めて2年。日に日に図太くなっていく留学生の日常。

Spring Dance - 舞台稽古2日目 -

本日、バレエの2回目の舞台稽古(Tech rehearsal通称Tech)を終えたところで今私が何をやってるのか紹介したいと思います。

 

うちの大学ではDanceと言ったらバレエのこと。毎シーズン最後のショーはバレエの作品になります。

その中で私がサウンドとして何をやっているかというと、

ポジション名ではProduction Sound Engineer。仕事の内容は、サウンド・デザイナーのアイデアを実現するためにサウンド・システムの準備から管理まで現実的な部分を管理するっていうところかしら。

もっと具体的に言えば、準備段階では全ての備品の準備、クルーのスケジュール作り、技術的な部分で他のdepartmentとやりとり。

デザイン云々に加えてもっと大事な側面が稽古中やショーの時の”通信手段”を確保すること。

 

どういうことかと言うと、ショーを運営するには離れたところで働く舞台監督や照明・セットのオペレータたちが常にコミュニケーションを取らなくてはいけません。そこで必要なのがインターコム・システム(我々はだいたいComって呼んでます)。これのプランから設置・管理まで含めてサウンドの仕事なんです。

加えて舞台監督のためにステージを映したモニターを設置するのも我々の仕事だったりします。

 

 

今日はサウンド的には問題なく行ったので稽古自体は良かったのですが、明日は朝からライブ・ストリームをするVideoチームのサポートや日中もリハがあるのでまた一日中劇場浸りの模様。もちろん途中授業があるときは抜け出しますが。

 

ではまた!

私が留学を決めるまで

あと1ヶ月と少しでアメリカでの学部生活2年目が終わろうとしていますが、

ここらで自己紹介がてらに私の中で留学という選択肢が現実味を持ちはじめた頃を振り返ってみます。

 

直接のきっかけはアメリカのツアー公演

その時私は、今の専攻の舞台制作からかけ離れている生物学を学んでいる大学生でした。

実は大学に入る前から、欲張りなもんで、生物の研究にも興味があったし、同時に音に携わる仕事もやってみたいなぁと漠然と思っていました。

実際センター試験の翌週は専門学校の見学に行ってました。

幸い大学に先に受かったので、"せっかく受かったのだから生物の勉強をやれるだけやってみよう。もしダメな時はその時はその時だ"ということで両親とは行くからには卒業まですることを約束に大学に入学させてもらいました。

 

正直大学での実験や勉強は面白かったです。でも、将来職業として続けていける自信があるほどでは無かった。

 

そんな中、とある年の夏休みに、東京に訪れていたBroadwayミュージカルのinternational tourの公演を姉と二人で観に行きました。

 

初めて観るアメリカ人キャスト・制作チームによるミュージカル。

 

ぶちのめされました。

 

そもそも最初のオーケストラのチューニングの音(この作品ではオープニングの曲の一部だったのですが)が聞こえた時点から鳥肌立ちっぱなし。

それまで大手のミュージカルを数多く観て来ましたが、これほどまでレコーディングを聞いているようなクリアでバランスがとれている、かつパワフルな音に出会ったことはなかった。

コーラスが始まりキャストが出て来てから最初の歌が終わるまで、もう歌も照明もセットも衣装も全ての要素が協調し合っていて、その押し寄せてくる'伝える力’の迫力に涙が止まらないほどでした。

 

一幕が終わってフラフラになりながら姉とロビーに出た時、

これだよ、これが欲しかったんだよーーーーーーー!!!!!

と再び号泣。

制作の質、コミュ二ケーションがベースとなっている舞台空間、そして何より世界観に引き込むのに十分すぎるクリアな音。

いままで観て来たミュージカルでは正直音にがっかりさせられることが多かった。

 

フィナーレが終わるまでに私は決心してました。私はこの世界で音を作る。

そのために、こういう作品を作っている人たちのいるところで学びたい。

終演後、気づいたら観客席の後ろのミックスエンジニアに拙い英語で質問しまくってたいました。

 

これが私がアメリカへ留学を決心した時だけでなくやりたいことを確信した瞬間でした。

 

 

そもそも学びたいと思える教育機関が国内に無かった

もともと音に携わる仕事に漠然と興味があったと述べましたが、生物を学ぶ傍国内の専門学校や芸術大学を調べてはいました。

その中でもとりわけミュージカルや舞台といったお芝居に付随する生のサウンドの勉強に興味があったのですが、一般的に日本の専門学校は2年間音を操る勉強はするけれども、台本分析やストーリィを伝えるためのサウンドデザインを学んだり、舞台制作において肝心となる制作分野間の理解を深めるような経験ができそうなところはありませんでした。

 

お芝居に特化して音を学ぶとなると、数は限られて祝ますが、芸大という選択肢もありました。

でもどうせ多額の授業料を払って経験を積むことを考えた場合、明らかにアメリカの大学の方が選択肢も多く、私の求める舞台製作をしていることが分かったのでアメリカに絞ることにした。

 

というのは表向き、というか、もうアメリカのミュージカルを観たときの経験がすごすぎて正直アメリカに行くことしか考えてなかったという単純思考です。チン。

 

当初イギリスをはじめとするヨーロッパの学校も探してましたが諸条件からアメリカに落ち着来ました。

 

親に相談

幸いなことにうちの親の教育方針として最長30歳までは面倒見てやるから人様に迷惑かけない範囲内で好きなことやれ、というのがありまして特に反対とかはありませんでした。

さらに同時期にちょうど父も仕事で英語圏に住んでいた時期があり、海外生活に関してある程度理解がありました。

 

問題は金銭面。

 

うちはまだ自立してない兄弟があと3人もいる上に親は医者でも社長でもございません。

そんな親からの留学の絶対条件: ”奨学金もらえるなら行ってもいいよ”

 

そこから手当たり次第留学のための奨学金について調べまくりました。

 

 

トビタテ留学!JAPANに出会う

 色々な大学を検討した結果(ここまでが長かったのですがま別記事で書きます)、私の条件で最も入りやすくて私のニーズに合っているプログラムとして今在籍しているシンシナティ大学のVisiting Student Programにたどり着いたわけですが、大きな問題が一つ。

このプログラム、いわば交換留学の私費留学版、なので費用は全部自分で出さなきゃいけません。

当時在籍していた大学はUCと協定を結んではいなかったのです。どれだけ他の提携大学の学生が羨ましかったことか・・・。

別にアメリカで舞台制作を学ぶ方法なんていくらでもあるのですがそこの教授と話して見ていい手応えだったのと公演の規模とクオリティがすごく魅力的だったのでどうしても諦めたくなかった。

 

数ある日本の奨学金を調べる中、学位取得を目的としない留学、しかも舞台芸術分野となると本当に使えるない!!

自力でのサーチの限界を感じた私は大学の国際課に駆け込みました。

そこで教えてもらったのがトビタテでした。

 

留学期間は2年間まで。OK!

分野関係なし。OK!

審査はなかなか面倒そうだけれど必要なのはパッション!あるーーー!!!

 

もうこれにかけてみるしかなかった。

 

それまでほとんど与えられた道の上だけで生きてきたような私にとって、留学を決心してから初めて自分の人生を責任持って生き始めた心地がしました。

 

実はトビタテを知った時点で大学4年の夏休みで、留学の期間が卒業と被ること、またトビタテを利用するためには日本の教育機関に在籍している必要があるため、これらの条件をクリアするために、

 大学の休学・卒業判定のシステムも調べました。文字通り‘留学のため’だけの調整の可能性を大学のスタッフさんと検討していきました。

自分の求めているもの、それに必要なことを明確にして周囲の人間を説得しなければいけなかった。

 

そんなこんなで大学の教授、教務や国際課のスタッフさんを散々振り回したわけですが、私の本気が通じたのか、みなさん本当にお忙しい中丁寧に対応してくださいました。もうほんっとに頭が上がらないです。

 

 

振り返ってみると、一目惚れして好きな男について来ただけみたいな危なっかしいやつですね。若さのせい、ってことにしておきます←コラッ

でも改めてこの図太さと問題解決のためのしつこさは舞台の裏方で働く人間として誇れる部分なのかもと思えてきました。おまけにこういう過程を楽しんじゃう性格でもあります。

留学が決まるまで、またアメリカに来てからもここに書ききれないほどのたくさん人に出会い、支えられながら今があります。その方々への感謝の気持ちを思いながら、貪欲に経験を積んで生きたいと思います。

 

 

【ネットスーパーinアメリカ】KrogerのDelivery使ってみた

脚を怪我してから億劫になってた買い物ですが、よく利用してるスーパーの配達サービスが初回無料だというので使ってみたレポをしてみます。

 

そもそもKrogerとは?

 アメリカにあるスーパーマーケット・チェーンの一つで、 オハイオ州シンシナティに本社を置く売り上げの観点から言えばアメリカ最大規模の小売企業です。Cincy民にとっては文字通り地元の庶民派スーパー。

 

店の規模にも寄りますが、基本的には食料品・ペット用品・家庭用品・ヘルスケア用品等を手頃な値段で販売しています。そのほか切手を購入したり請求書の支払い、小切手の現金化といったサービスを提供している店舗もあります。

 

UCの周辺では価格帯がもっとも低いgrocery storeではないでしょうか。Targetよりも基本安いです。その分生鮮食品の質はいいと思えるものが少ないことが多いですね(日本スーパーにあったら買わないだろうなってものが普通に置いてあったりしますがこれはCincyに限って言えば一般的かも)。

 

Kroger Delivery

こちらからサービスページへジャンプ

 

Webから商品の注文をするとスタッフが商品を収集して指定した住所まで商品を届けてくれるサービス。

日本でもネットスーパーとしてイオンやヨーカドーなどがやっていますよね。

 

こちらも同様、生鮮食品から日用品まで普段Kroger の店舗で購入できるものであれば基本的になんでも取り扱っているようです。

手数料は配達費$5.95 + サービス料$6.00の計$11.95。ですが、初回は無料!(2019年3月時点)

ドライバーへのtipはこれには含まれていないので自分で設定が必要です。

決済はまとめてカードで可能。

配達日時の指定は1時間単位で可能。

 

と通常のオンラインショッピングの要領でスーパーの買い物ができちゃいます。

 

使ってみた

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Kroger Deliveryページより

 

わたしが実際に注文したのは土曜日だったのですが、翌日の配達を頼もうとしたらすでに日曜の枠は埋まってたので月曜の1-2pmに設定。

頼んだものは生鮮食品や日本酒を含む(えぇなぜか月桂冠の瓶がここで買えます)食料品とトイレットペーパーと洗剤。 いくつかの商品はオンラインクーポンも適用されていました。

 

テキストで配達状況が届く

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実際1時ちょい前にドライバーから電話が来て"近くに来たけどどの家?”って聞かれたので表に出て行くことに。

私を発見すると商品の入った袋を持って来てくれました。酒を買ったのでIDを確認。

商品の確認もしたところでオンライン上の魚の請求額が異なることに気づき修正を頼むとその場で直してくれました。2 lbの'2'が2 lbの魚 x 2になぜか変換されていた模様。

商品を受け取った時点で正式にカードに請求が行くので問題ナシ。

ということで受け取り完了!

 

Kroger Delivery メリット&デメリット

メリット

•注文が簡単

•買い物の時間短縮

 

注文してから受け取りまでスムーズで、家にいるだけで全過程が終わるので非常にラクゥーでした。

 

デメリット

•コスト

•商品を自分の目で見て選べない

 

毎回1300円ほど取られるのは結構痛い出費ですね。あと生鮮食品なんかは品質が悪いのが当たる恐れもあります(今回は問題なかったですが)。

 

感想

普段は車を持たないので基本徒歩でどこへでも買い物に行ってしまう私でしたが、脚が使えない今回、初回無料だったのでこのサービスを使ってみましたが、まあまあ満足しています。

やはり料金が高いのがネックですが、今まで週に1回行っていた買い物を2週間に1回に減らして大量に買い込むことを考えれば、月+2、3千円で利用できるのでそう悪くないかな、と。

友達と同居してるならみんなで合わせて一気に注文してワリカンするっていう手もありますね。

 

ショーで働いている週末や大きな作品の締切を控えている時は本当にフリーの時間が限られてくるので私的にはすごく助かるサービスですわ。

 

私みたいに車を運転しない人や家から出るのが難しい人にはとてもありがたいサービスなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

オハイオ州にも春来てますよ〜

こんにちは、バスタブの排水口が詰まりかけてたので薬品使ったら綺麗さっぱり水が流れるようになって気分爽快のはるのほしです。

 

さて、最近こもりがちで筋力が落ちたせいか腰痛が出だしたので、家の中に引きこもるのは良くないと思い、脚を労わりながら公園へお散歩へ。

 

実はCincinnati結構いたるところに公園があります。その総面積は何と市の10%を占めているんだとか。

公園のリスト→

https://www.cincinnatiparks.com/parks-venues/

 

 

私のお気に入りはBellevue Park. 何たってCincyのDowntownとオハイオ川が一望できちゃうから!

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Bellevue Parkからの景色

写真には写ってませんが右手に曲がりくねるオハイオ川とその先の丘が見えます。

DowntownにあるCarew Towerで$6払って展望台から360度眺めるのもいいですが、私はここでのんびり観るだけで結構満足。

 

広場の一角にはクロッカスを発見。昔小学校の国語の教科書で読んで初めて知った花なんだよなぁ。

 

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クロッカス

ここの公園は遊具や舗装された道があるので子連れや犬の散歩に来る人も良く見かけます。

日常の大半を大学の地下か劇場で暮らしてる私にとってお日様の下でリラックスできる大切な場所。

 

実はもう一箇所Downtownを眺められるスポットが名前そのままFairview Park.写真は11月に撮ったものですが。

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Fairview Parkからの眺め

Bellevueの方が手前に木が無いのでより開放感があって個人的には好きですがね。

 

 

脚が良くなったら他の公園を開拓するぞー。

アメリカで交通事故に遭う - 保険の話 -

事故の際の請求・訴訟に欠かせない保険ですが、今回私は痛い目見ているので将来誰かの参考になるようにシェアしておきたいと思います。

 

事の経緯↓

横断歩道を徒歩で渡ってるときに車にぶつかられる

膝を負傷しERにお世話になる

 

事故当日、ドライバーが警察を呼んでくれてpolice reportを作成、

私も病院に行って骨折はしていないことがわかったところまでは良かったんです。

 

さて、医療費はどう支払われるか。

 

今回の事故は歩行者についてneglectしてしまったドライバーが100%悪いのでオハイオ州の法律によってドライバーが私の損失を全て負う責任があります。

事故の翌日、私はドライバーに教えられた車の保険会社に即電話。

思ったより丁寧な対応で私のclaimを処理してくれるとのこと。

 

それが後日連絡をもらったところ…

 

“あなたが提出したclaimのpolicyholderは事故の時点で有効な保険を持っていなかったので今回の件をカバーすることはできません。"

 

電話越しで一瞬固まってしまいました。

おそらくドライバーは車を購入した時だけ保険料を払い、後は未納だったためpolicyを打ち切られてたのだと思います。

そして彼女はそれを知ってて私にその保険会社の情報を教えたわけです。相当なめられてましたね。

 

保険を持たないドライバーをuninsured driverと言います。

オハイオ州だとuninsured driverの割合は2017年時点で12.4%(Insurance Research Council "One in Eight Drivers Uninsured")、つまり8人に1人は保険無しでのうのうとあなたの隣を走っているかもしれないんです。

 

こういったuninsured driverに事故を起こされた場合、被害者側にできることは2つ:

- 自分の保険のUM (Uninsured Motorist) coverageを使う

- Uninsured driver相手に訴訟を起こす

 

残念ながら私は車を持っていないため勿論UMも使えません。

残る選択肢のlawsuitですが、これにもあまり希望は持てません。

 

何故なら、そもそも保険を未納にする人はお金を持っていないことがほとんどのため訴訟で勝ったとしてもお金が手元に入ってくる保証はないし、そう行った場合最初から弁護士も相手にしてくれないから。

 

そうは言っても一ミリでもお金が戻ってくる可能性があるならば、と今このケースを取り扱ってくれそうなattorneyに必死にアタック中です。

 

ということで、

アメリカで車を運転することを考えている方、自分を守るためにUMのcoverageもチェックしておくことを強くおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

アメリカで交通事故に遭う 26日目 ー診察3ー

Spring Breakも中盤。Cincyの天気は快晴で最高気温は11℃ (46 ˚F)のポッカポカお散歩日和。

 

そんな中私は先週の金曜のFollow-up診察で勧められた大学病院のOrthopaedic & Sports Medicineで診てもらうことに。日本でいうところの整形外科&スポーツ診療所かな?

 

発音は/ˌɔːrθəˈpiːdɪks/  'paedic'の'pae'は豆の'pea'と同じ音なのだな

 

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UC Health Holmes Hospital

場所はUCの医学部系が揃うエリアの北西にちょこんとある建物の1F(他の建物が大きすぎてちっさく見えるけど普通に立派な建物だと思う)。

最寄りのカレッジからシャトルバスで10分ほど。休暇中だったけれどバス動いてて助かったー。

 

Registrationのデスクで名前を伝えると、既に登録してあった連絡先と今回の診察目的を確認。

その他insurance(保険)のclaim numberを聞かれたけれど、今回の私の場合、大学のStudent Health Insurance以外使えるものが無いので関係なし。

 

渡された問診票諸々を書いているとすぐ名前を呼ばれ診察室に。

しばらくしてCNP(Certified Nurse Practitioner)の女性の先生がいらっしゃったので、状況説明↓

 

• 3週間半前に歩道を歩いてたら右太ももに車のダッシュボードが突っ込んでそれから膝が痛い

• 2週間程Ibuprofen飲んで松葉杖使ってた

• 膝曲げようとすると痛くて普通に歩けない

 

触診で痛みが生じる膝の屈曲の角度、外反時の痛み等々を調べてもらった結果…

 

"MCL(Medial Collateral Ligament: 内側側副靭帯)損傷の疑いがあるからMRIを撮ろうね”

 

骨折してないのに痛みがあるってことは靭帯とか半月板損傷とかの可能性を疑っていたので、MRIでその原因がはっきりするだろうなと思うと少し安心しましたー。かかる費用を思うと頭が痛くなりますが^^;

 

それから脚の外反防止のためのbraceを着けてもらったら、安定感が全然違うし歩くの楽!

 

診察後はMRIのための問診。

聞かれた質問↓

Do you have metal or stuff like pacemaker in you body? 体に金属とかペースメーカとか入れてますか?

Do you have claustrophobic? 閉所恐怖症ですか?

Do you have diabetes, liver or kidney disease? 糖尿病や肝臓・腎臓病持ちですか?

Do you have high blood pressure? 高血圧ですか?

 

チェックしに来てくれたのはDoctor WhoのClosing Timeに出て来たデパートのおばちゃんみたいな人で、聞きなれない用語を聞き返しても親切に説明してくれたのがありがたかった:)

 

診察の請求は後で保険の計算がされてからくるので今日はここで終了。ちなみに大学病院のオンラインのマイページからBill(請求書)の内容確認も支払いもできちゃうっぽいです。今の所保険が全部カバーしてくれてるのでまだ実際に支払いしたことないですが。

 

遅くても来週中にMRI撮って1週間後くらいにまた診察の予定。

4週間後には大学のSpring DanceのLoad-in(仕込み)があるのでそれまでには普通に歩けるようになりたい(切実

 

アメリカで交通事故に遭う 1日目 ーER編ー

さてさて、救急車の高額請求が怖くてタクシー拾ってERに行ったみどりんごです。

その時の様子をまとめてみようと思います。

 

 

事故後の興奮が醒めて痛みが増した右脚を引きずりながらUC Medical Center内のERのエントランスに到着。

ここはアメリカならではだと思ったのは、入ってすぐセキュリティチェックがあるところ。空港みたいに所持品全てをセンサーに通してセキュリティゲートを潜りましたよ。

病院に警官がスタンバってるのも

 

通常の診療時間外だったので待合室は結構いっぱい。

 

受付デスクで個人情報を登録し、口頭で問診を受ける。

 

- Do you have any pre-existing medical conditions? 既往歴はありますか?

- Do you use any drugs? クスリやってますか?(もちろんここでのdrugは病院で処方される薬のことじゃなくて大麻とかそっちのやつです)

- When was the last period? 最後の生理はいつでしたか? (生理をperiodと言うのを知らなくて聞き返したらmonthly bleedingって説明されてやっと分かった)

 

名前と診察番号が載ったリストバンドをつけてもらい待合室で待つこと50分、生まれて初めてERのドアの向こうへ。

 

 

個室に通されたもののドクターが来るまでドア開けっぱなしにされてたので、脚以外どうもない私は周りの様子を観察してました。

日本でも病院には結構通っていた方だけれど、ERは全然雰囲気が違う。

気づいたら病院にいました、って感じの患者さんとご家族の会話とか、今まさに治療中の患者さんの絶叫とかが聞こえて来るので何だかこちらも顔が歪んでしまった。

 

さておき、私はとりあえず脚のレントゲンを撮ることに。

驚くことにレントゲン室には行かずにレントゲンの機械がやってきて診察室でその場で撮影してくれた。ちなみに機械は日本製だったが。

結果は骨折とか深刻な病変は認められませんでした、とのこと。思わずPAさんに “Oh, that's what I wanted to hear..."って言っちゃった。

 

Ibuprofenという痛み止めの処方箋と今後の指示の書かれた紙をもらい、慣れない松葉杖を使って退出。

面倒だったのはその場で薬を出してくれるわけではなかったこと。翌日近くのCVSに行かなくてはならなかった。

 

今回は事故による怪我の治療だったので、特別にAccident Informationという書類を渡された。

 

- 事故の状況説明

- 自分の保険

- 事故の責任者の連絡先、保険情報

- 弁護士の有無

 

等々を記入して返送。これを元に支払い請求の手続きが進められるらしい。

 

ここで私は相手側の保険情報を一切聞いていないことに気づく。

翌日私にぶつかったドライバーに問い合わせるが…

 

 

- 保険問題編に続く-