ぶたいうらのうら

アメリカにて舞台音響を学び始めて2年。日に日に図太くなっていく留学生の日常。

アメリカで交通事故に遭う - 保険の話 -

事故の際の請求・訴訟に欠かせない保険ですが、今回私は痛い目見ているので将来誰かの参考になるようにシェアしておきたいと思います。

 

事の経緯↓

横断歩道を徒歩で渡ってるときに車にぶつかられる

膝を負傷しERにお世話になる

 

事故当日、ドライバーが警察を呼んでくれてpolice reportを作成、

私も病院に行って骨折はしていないことがわかったところまでは良かったんです。

 

さて、医療費はどう支払われるか。

 

今回の事故は歩行者についてneglectしてしまったドライバーが100%悪いのでオハイオ州の法律によってドライバーが私の損失を全て負う責任があります。

事故の翌日、私はドライバーに教えられた車の保険会社に即電話。

思ったより丁寧な対応で私のclaimを処理してくれるとのこと。

 

それが後日連絡をもらったところ…

 

“あなたが提出したclaimのpolicyholderは事故の時点で有効な保険を持っていなかったので今回の件をカバーすることはできません。"

 

電話越しで一瞬固まってしまいました。

おそらくドライバーは車を購入した時だけ保険料を払い、後は未納だったためpolicyを打ち切られてたのだと思います。

そして彼女はそれを知ってて私にその保険会社の情報を教えたわけです。相当なめられてましたね。

 

保険を持たないドライバーをuninsured driverと言います。

オハイオ州だとuninsured driverの割合は2017年時点で12.4%(Insurance Research Council "One in Eight Drivers Uninsured")、つまり8人に1人は保険無しでのうのうとあなたの隣を走っているかもしれないんです。

 

こういったuninsured driverに事故を起こされた場合、被害者側にできることは2つ:

- 自分の保険のUM (Uninsured Motorist) coverageを使う

- Uninsured driver相手に訴訟を起こす

 

残念ながら私は車を持っていないため勿論UMも使えません。

残る選択肢のlawsuitですが、これにもあまり希望は持てません。

 

何故なら、そもそも保険を未納にする人はお金を持っていないことがほとんどのため訴訟で勝ったとしてもお金が手元に入ってくる保証はないし、そう行った場合最初から弁護士も相手にしてくれないから。

 

そうは言っても一ミリでもお金が戻ってくる可能性があるならば、と今このケースを取り扱ってくれそうなattorneyに必死にアタック中です。

 

ということで、

アメリカで車を運転することを考えている方、自分を守るためにUMのcoverageもチェックしておくことを強くおすすめします。